《 開眼 》
《 開眼 》
著者:黒猫ルドラ
蕀は兄弟児であるが故に、消極的ネグレクトをされ、愛着障害に煩い、心を閉ざしていた。
ずっと一人で、痛みに悶える時も、或いは死にかけている時も、我慢して耐えていた。
それが、光博の出産を期に、心の欠片を見つけた。
「人と心を通わせたい。」
蕀は祈った。
もう、身体はずたぼろだ。
しかし、希望を見失わなかった。
すると、仁との出会いがあった。
仁は、ハルと同じ信仰をしていた。
仁の祈りと、ハルの祈りによって、蕀の心はすぐに溶けた。
そして、何もかも失う事で、本当の幸せへと歩んで行った。
《 開眼 了 》
【 あとがき 】
衝動的に書いてしまったwww
黒猫ルドラ